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2006.07.05

愛について2

愛着と愛は異なるカテゴリに属する感情(いや、関係か)なのだが、その二つを区別しないのがこのごろの流行であるらしい。またそのような振る舞いは、愛を愛着よりも上位に置く思考に寄生しているのだが、その寄生が指摘される機会も驚くほど少ない。つまり、短い言葉であればあるほどそれは上位にある、という一種の病因検査法の帰結(単純を複雑より尊ぶ時代精神を眺めて誰が嘆いているのかはよく知らない)。

であれば「届く言葉」「愛される言葉」であれ、と逆説的にも希う私の言葉もまた短く始末を終えようか。曰く、「あなたの愛着は愛ではない」そして「愛であっても免罪されるわけではない」。あまりにも多くの「愛」という短い言い訳があり、それは逆説的にしか使われない、という事実に、私は奇妙な愛着を覚え始めている。7月。

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コメント

こんにちわ。愛ですか。
kitaさんのことはもうご存知でしょうね。
橋本君にもよろしく。

投稿: | 2006.07.05 09:23

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