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2008.12.19

錦の御旗

いろいろな錦の御旗がある。具体例は挙げないが(私はいつも抽象的な媒体を用いることによってしか考えることができない。文字とか、音とか)、どの御旗もそれ自体としてはとても美しい。美しい御旗たちは右に上に、左に前に打ち振られ、それを眺めては溜飲を下げたり上げたりもする。時に旗竿がぶつかり合うような辛辣な場面に出くわしたりもするが、その時でさえ御旗の美しさは揺るぐことはない。そもそも、どんなときにでも揺らぐことのない美しさなどに何の意味があるのだろうか。「旗の美しさなどはない。美しい旗があるだけだ」とひとりごちたのは誰だったか。敬称が足りないぞ。恐れ多くも御旗に。そして錦を織る人の辛辣さに。

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