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2009.06.18

想像力の豊かなあなたへ

想像力の豊かなあなたにお願いがある。想像力の貧困な私の「想像」へ思いを馳せてもらうことだ。私の「想像」の中では妬みと恨みに駆動される電気機械がうなりを上げており、狭い運河には時折滞るコールタールの流れが異臭を放っている。ホームセンターと薄汚れたスーパーマーケット、そして痩せた欲望の間を行き来する毎日なのだから、想像力を育て養う契機などあろうはずがない。書庫に通じる運河などかつてから存在し得ないのだから(あろうならば書物はやがて異臭を放つことになろう。要因はいろいろ)。

だが。奇遇なことに日本語では、想像力と創造力とは等しい音調の元にあるために、運河には夥しい思い違いが流れゆきかうこととなってしまった。門番は今日も選別と通過許可の承認申請に忙殺されるばかりとも聞く。ロマン主義を唾棄することを生業とする想像力の貧困な私が「創造力」を喜ぶ筈もないので、日々通うホームセンターにて珍しくレジに並んで持ち帰ったシュレッダー(3980円)にて処分を試みる。「やはり刃の回転が反転するものが良いです。安物は使えない」「そうか。すまん」等々。

想像力の豊かなあなたにお願いがある。詳細は想像して欲しい。おそらくはその想像が正しい。

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